本記事では、RPMforgeとその利用方法について解説します。
対象OS
- RedHat Enterprise Linux 5.x
- CentOS 4.x
- CentOS 5.x
RPMforgeとは
インターネット上には Red Hat, Inc. が公式に配布しているパッケージ以外のサードパーティ製アドオン・パッケージを提供するサイトが複数存在しており、それらのパッケージを管理・公開している場所をリポジトリといいます。
RPMforgeは複数の有名なサードパーティリポジトリプロバイダーが集合した巨大リポジトリツリーで、正規RPMではサポートされていないパッケージも多数公開されています(※但し公式パッケージより新しいものを公開している場合があるので、利用には注意が必要です)。
OSをデフォルトインストールした状態では、yumコマンドを実行した時に検索対象となるリポジトリはRedHat/CentOSの標準リポジトリのみですが、RPMforgeなどのサードパーティリポジトリを検索対象に追加することで簡単に多くのパッケージ管理を行うことができます。
なおRedHatをご利用の場合、基本的にはRH社提供のリポジトリの使用をお奨めいたします。RPMforgeを導入する場合は、随時利用ではなく必要な時だけ利用するようにしてください。
RPMforgeの追加
RPMforgeを yum が検索するリポジトリに追加するには rpmforge-release をインストールします。代表的なリポジトリのひとつである DAG からご利用中のOSにあったバージョンをダウンロードします。また、標準リポジトリで提供しているパッケージを RPMforge リポジトリが上書きしてしまう事態を防ぐため yum-priorities というプラグインをインストールしておきます。
[root@ds00000 ~]# yum -y install yum-plugin-priorities ← yum-prioritiesインストール※CentOS4.xの場合
[root@ds00000 ~]# # vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo ← 標準リポジトリ設定ファイルを編集し、検索優先順位を最高位にする
[base]、[updates]、[addons]など各項目それぞれに priority=1 を追記する
(例)
[base]
name=CentOS-$releasever – Base
mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&repo=os
#baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-CentOS-5
priority=1 ← 追記
[root@ds00000 ~]# rpm –import http://dag.wieers.com/rpm/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt ← RPMforgeのGPGキーインストール
[root@ds00000 ~]# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/rpmforge-release/rpmforge-release-XXX.rpm ← OSに合ったバージョンをダウンロード
[root@ds00000 ~]# rpm -ivh rpmforge-release-XXX.rpm
[root@ds00000 ~]# rm -f rpmforge-release-XXX.rpm
上記作業により yum コマンドを実行した時には標準リポジトリ、RPMforgeの順に検索して処理されるようになります。
RPMforgeを必要な時だけ使う
RPMforgeを利用することで導入できるパッケージは格段に増えますが、動作不良等の原因となることも考えられます。そこで普段は RPMforge を参照せず、必要な時だけ利用することも可能です。
enabled=1 ← 1を0へ修正
enabled=0
RPMforgeを利用する時は下記のようなオプションを指定します。
