サーバー起動時に各種サービスを自動で起動させるには

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この文書ではLinuxサーバーにおいて、chkconfig コマンドを用いたサーバー起動時に各種サービスを自動で起動させる方法を記載します。

1.対象OS

  • Red Hat Enterprise Linux 4.x
  • Red Hat Enterprise Linux 5.x
  • CentOS 4.x
  • CentOS 5.x

2.利用した環境

  • CentOS 5.6

3.chkconfig とは

chkconfig はサーバー起動時における各種サービスの自動起動を有効・無効に設定するコマンドです。
自動で起動されるサービスを確認したり、ランレベルごとに設定変更することが可能です。

4.使用方法

※chkconfig コマンドは一般ユーザー権限では使用できません。
 管理者権限を取得するには「root 権限取得方法」をご参照ください。

■構文
 chkconfig は、以下のような書式で使用します。

chkconfig –list [サービス名] ←現在の設定内容を確認

chkconfig [オプション] [サービス名] [on/off] ←自動起動の有効・無効を設定する

■設定確認
現在の設定内容をオプション –list を用いて確認します。
なお、この一覧はインストールされているサービスによって異なります。

・現在の設定内容を確認
[root@xpressone ~]# chkconfig –list
acpid 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
anacron 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
apmd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
atd 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
auditd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
autofs 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
bluetooth 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
conman 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
crond 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
dnsmasq 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
dund 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
gpm   0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
haldaemon 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
hidd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
httpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off

・・
・・・

apache のみなど、特定のサービスだけ確認したい場合は以下のように入力します。

・apache の設定のみ確認
[root@xpressone ~]# chkconfig –list httpd
httpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off

0~6の数字はランレベルを意味します。
ランレベルとは linux の動作モードを表すものであり、RedHat系列においてデフォルトのランレベルは、以下の様に定義されています。

    ・0 – 休止
    ・1 – シングルユーザーモード
    ・2 – 未使用 (ユーザー定義可能)
    ・3 – フルマルチユーザー テキストモード
    ・4 – 未使用 (ユーザー定義可能)
    ・5 – フルマルチユーザー グラフィカルモード( X-ベースの ログイン画面)
    ・6 – 再起動

■自動起動を有効・無効にする
自動起動を有効にするには対象サービス名の後にonを、無効にするには off を付けて実行します。
特にオプションを指定しない場合、ランレベル 2,3,4,5 が変更の対象となります。

・自動起動を有効にする場合
[root@xpressone ~]# chkconfig httpd on
[root@xpressone ~]# chkconfig –list httpd
httpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
・自動起動を無効にする場合
[root@xpressone ~]# chkconfig httpd off
[root@xpressone ~]# chkconfig –list httpd
httpd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off

特定のランレベルのみ変更したい場合は、オプション –level を使用します。
例えば、ランレベル3のみ自動起動を有効にしたい場合は、以下のように実行します。

※特定のランレベルのみ変更する場合は、対象となるサービスの特性を理解した上で設定してください。

・ランレベル3のみ自動起動を有効にする場合
[root@xpressone ~]# chkconfig –level 3 httpd on
[root@xpressone ~]# chkconfig –list httpd
httpd 0:off 1:off 2:off 3:on 4:off 5:off 6:off